島根県隠岐の島町が22日、空き家対策特別措置法に基づく行政代執行で、倒壊の危険性があった同町大久の空き家と倉庫の解体を始めた。老朽化で破損した建物の一部が町道に飛散し、通行人がけがをする恐れがあり、町は隣接する町道約20メートルを2021年8月から通行止めにしていた。解体費用462万円は今後、建物を相続した権利者4人に請求する。
町建設課によると、対象となる空き家は木造平屋の母屋と倉庫で、延べ床面積171・4平方メートル。築年数は推定100年で、町道側の建屋が一部崩落している。
23年2月まで占有者が居住し...