浜田市の金城中学校吹奏楽部が2023年秋の日本管楽合奏コンテスト全国大会に出場し、少人数編成の中学生S部門(3~15人)で最優秀賞に輝いた。21年8月~22年3月は部員不在で休部を余儀なくされたが、22年春から入部希望者が集まり活動再開。ステージに立った部員6人は全員が中学入学後に吹奏楽を始めたばかりだったが、着実に上達し快挙につなげた。

 「ワンツースリー、せーの」「みんなで力を合わせよう。これは気持ちの問題だよ」。佐々木陽子顧問(38)の声が響いた。

練習に励む金城中学校吹奏楽部のメンバー=浜田市金城町七条、ふれあいジム・かなぎ


 12月22日放課後、学校近くのふれあいジム・かなぎ(浜田市金城町七条)での練習。翌日の全日本アンサンブル島根県大会に向け、部員がクラリネットやフルートを鳴らした。

 再開の原動力になったのは、...