出雲空港(出雲市斐川町沖洲)の1階国内線到着ロビーに26日、大手コンビニエンスストア、ファミリーマートの店舗が開店した。観光客を中心に空港利用者が回復傾向にあり、空の玄関口として利便性を高める。
空港利用者や従業員からコンビニ設置を求める声があったが、スペースなどの問題で実現しなかった。既存テナントが移動し、約50平方メートルの売り場に飲食料品などを並べ、地ビールや和菓子など県内の土産コーナーも設けた。年中無休で、開店時間は午前6時半~午後8時半。
山陰両県5空港でコンビ二があるのは、米子空港(境港市佐斐神町)に次いで2カ所目。出雲空港ターミナルビル総務企画課の吉川裕幸課長は「空港をより快適に過ごしてもらえたらうれしい」と話した。
2023年4~12月に出雲空港を発着する空路を利用した人は前年同期比26・1%増の計77万6449人。コロナ禍で落ち込んだ需要が回復しつつある。
(佐野翔一)