チーム名公募について説明する岸本強会長=松江市殿町、サンラポーむらくも
チーム名公募について説明する岸本強会長=松江市殿町、サンラポーむらくも

 2030年に島根県を主会場に開催される国民スポーツ大会「島根かみあり国スポ」に向け、県バレーボール協会が成年男子のチーム名の公募を始めた。島根にちなんだ名称を付けることで、選手確保や大会に向けた機運盛り上げを図るのが狙い。

 県などは「島根かみあり国スポ」での天皇杯(男女総合優勝)獲得を目指しており、選抜チームとなるバレーボール成年男子も選手強化を進めている。

 ただ、昨年8月の特別国体中国ブロック大会で敗れ、本大会出場を逃すなど競技力向上は道半ば。将来有望な選手が中学校卒業後に県外の高校に進み、成年男子で出場できる年齢になっても島根以外のチームでプレーするケースが多いといった課題を抱える。

 こうした現状を踏まえ、県バレーボール協会はチーム名の公募を企画。一度、県外に出た選手でも「島根でプレーしたい」と思ってもらえるような名称にしたい考えだ。27日に松江市内で会見した同協会の岸本強会長は「オール島根でトップチームを育成し、強く魅力のあるチームにしていく」と力を込めた。

 公募期間は2月29日まで。応募者はチーム名、名称の由来、氏名、連絡先を記入し、県バレーボール協会企画広報部のメール(toshiyukiy0506@yahoo.co.jp)に送る。島根県バレーボール協会ホームページの申し込みフォームからでも応募できる。

 決定したチーム名は3月中旬に公表することにしている。
(清山遼太)