松江市出身のピアノトリオバンド、Omoinotake(オモイノタケ)でベースと作詞を担当する福島智朗(ともあき)さんによる、本紙連載企画「Omoinotake 心の詩(うた)」がついにスタートする。生まれ育った古里の原風景を大切にしている福島さん。音楽活動で感じたことやファンへの思い、出身地・松江の思い出など「思いの丈」をつづってもらう。


文章ならなぜか、裸の気持ちでいられた
おばあちゃん口下手な孫を許して
初めまして。松江市出身のピアノトリオバンド、Omoinotake(オモイノタケ)のベースと作詞を担当している福島智朗です。今月からエッセーを書かせていただくことになりました。
Omoinotakeは中学の同級生が、2012年に東京で結成したバンドで、21年にメジャーデビュー。今年4月に結成12周年を迎えます。
生まれも育ちも島根県の僕ですので、子どもの頃から愛読していた(当時は主にテレビ欄を)山陰中央新報に僕の文章が掲載される日が来るとは、なんだか感慨深い気持ちでいっぱいです。
ごあいさつはこれくらいにさせていただき、ここからは普段の文章で。
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