大田市が4日、JR大田市駅前に移転新築を計画している新庁舎の整備事業について、市内で市民報告会を開いた。総事業費が80億円を超える見込みに対し、市民からは重い財政負担を伴うことを疑問視する意見が相次いだ。
市は庁舎本体の工事費について、2021年度の試算で約30億円と見込んだが、延べ床面積を当初の約6千平方メートルから8200~8500平方メートルに拡大し、建設資材や労務費の高騰があり62億~66億円に改めた。設計や駐車場建設などを含めた総事業費は81億~85億円に膨らむ見通し。
約120人が参加した報告会では、意見を述べた全4人が...