浜田市役所
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 浜田市は6日、旧金城町時代に買収した水道施設用地について、市有地として登記しておらず、元地権者に固定資産税を課税し続けるミスがあったと発表した。誤って徴収していた土地は5件で総額3900円を元地権者に返還する。

 市水道管理課によると、未登記があったのは金城地域で稼働している15水道施設の土地で、うち5件で元地権者への課税ミスがあった。

 15施設の土地は旧金城町時代に買収したもので、取得した時点で登記をせず、税務担当課に情報共有をしていなかったことが原因という。

 1月12日に市民から指摘があって未登記が発覚。市は金城地域全体の調査が済み次第、地権者に謝罪の上、市の規定に基づき2004年までさかのぼって返還する。

 6日の市議会全員協議会で説明した市上下水道部の佐々木俊幸部長は「関係の皆さまにご迷惑をおかけし申し訳ない」と謝罪した。

(中村成美)