境港市出身の漫画家、水木しげるさん(1922~2015年)の生誕102年のセレモニーが2日、同市大正町の「みなとさかい交流館」であった。水木さんの妻、武良布枝さん(92)=東京都調布市在住=ら水木家から3人が出席し、誕生日(8日)を前に特製ケーキでにぎやかに祝った。
長女の原口尚子さん(61)、次女の武良悦子さん(57)も出席。県内外のファンら約150人が見守る中、3人はケーキに飾られたろうそくの火を吹くなどして消した。
会場には、鬼太郎などの着ぐるみ5体がそろったほか、地元の鬼太郎音頭保存会による踊りも披露され、布枝さんは「胸いっぱい」と感激。尚子さんは「水木しげるのことを忘れず、これからも支えていただきたい」とあいさつした。
水木さんが56年間暮らした調布市の長友貴樹市長も駆けつけ「境港市、調布市は一体となって、これからも水木しげるワールドの中で生きていくということを誓いたい」と話した。
水木しげるロードで妖怪パレードもあった。3日は境港市民交流センターで生誕祭がある。
(松本稔史)