山陰両県の蔵元がウイスキー製造に乗り出している。倉吉市の蔵元に続き、島根県でも益田市本町の老舗「右田本店」が、県内初となるウイスキーの製造を始め、境港の蔵元も本格販売を計画している。日本酒の消費量が落ち込む中で、日本酒で培った技術や原料仕入れのノウハウも生かしながら、オリジナル商品を製造。インバウンド(訪日客)の誘致にも一役買う考えだ。
両県では2015年、松井酒造(倉吉市上古川)がウイスキーの製造免許を初めて取得。島根県では、右田本店が23年に取得して参入した。
日本酒「宗味」の銘柄で知られる右田本店は、...