8日にあったバスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督(57)の講演の詳細の2回目では、ホーバス監督が選手に言葉をかける際に注意している点やチームづくりのプロセスなどを紹介する。
(清山遼太)
【トム・ホーバス監督 講演詳報・上】
・ホーバス流「強いチームづくりのためのコミュニケーション術」
自分は男女によって指導法をあまり変えていない。男女ともまずNBA選手のプレーなどを勉強しながら指導する。ただ、男子の監督になったとき、Bリーグのシーズンが長いことに加え、女子と文化が違うため、少し優しくなったかもしれない。男子の中には精神的にタフな人もいるし、甘い選手もいる。どうしたらその人の力を引き出せるかが大切で、それもケースバイケースだ。

個人的には、監督より選手としてプレーする方が簡単。監督は全員見ないといけない。選手の方が楽しいが、結果が出ると監督の方が楽しいかもしれない。W杯で活躍した河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)だって、...