建設から30年が経過し老朽化が進む雲南市の文化ホール・ラメール(加茂町宇治)について市が13日、20億8800万円としていた全体改修費を見直すと発表した。巨額の改修費の精査を求める声が市議から出ており、1億4500万円かけて導入予定だった床暖房を保留し、改修費は19億4300万円まで圧縮できる見込み。舞台設備の更新方法も見直して、さらなる減額を図る考えだ。
市は昨年12月に、2024~26年度に実施する改修計画を発表。重油を燃料とする空調設備を電気式に変更するなどした結果、全体の改修費用は20億円を超えた。これに対し、市議会の一般質問などで疑問の声が上がっていた。
市は改修費の圧縮を検討。...