
―人材確保が最大の課題となっています。
インフラ施設の点検は定期的にあり、頻発する自然災害の修繕や災害対策の設計も増えています。
2023年度は当社で新卒者と中途を合わせて4人採用しました。未経験者も多いですが、積極的に現場を経験させ、短期間で戦力として活躍しています。
休みが取りにくく、また残業も多い業界と言われていますが、22年4月に週休2日制を導入し、23年度の残業は導入前の21年度比で50%減となりました。
―23年6月には思い切ったベースアップをしたそうですね。
全社平均で5%、特に若年の社員に対しては最大10%の賃上げをしました。
賞与については成果主義を採用し、誰が見ても分かるようにきちんと公平に処遇をすることで「頑張ればこんなにもらえるんだ」と実感できる仕組みになっています。
それが自然と社員のやる気を引き出し、周囲に良い影響が出ています。また、同時に社員の誇りの醸成にもつながっています。

―安定した業績を続けるためにどのような努力をしていますか。
売上高の増加よりも、質を求め利益率の向上を経営方針として掲げています。
民間発注と公共工事のバランスを取っているおかげで一年を通じて仕事量が平準化され、業務が効率的になりました。
こうした中で丁寧な仕事を心がけるようにしています。昇給などで人件費が増えたとしても、業務の効率化と技術力向上で利益を生み出し、さらなる昇給につながる好循環を生み出したいと考えています。

―社員の福利厚生を手厚くされていますね。
新型コロナウイルスの5類移行を受け、社員旅行やレクリエーションを一部で再開しています。25年には海外旅行も企画しています。
在宅勤務や労働時間の選択制度なども進め、23年は初めて男性の育休取得もありました。
今後も処遇改善を通じて社員の定着率の向上、モチベーションアップにうまくつなげたいと思います。

建設コンサルタントは難しい仕事ではありません。誰にでもできる仕事です。
地域に貢献できるので、とてもやりがいを感じられます。
公共事業とJR関連の仕事がほとんどで、とても安定した会社です。
また、完全週休二日制に加え、給料水準や福利厚生面が充実していることも魅力となっています。
素直でやる気のある人を求めています。是非一緒に働きましょう!

竹下泰治=島根県出雲市出身(55歳)1998年に現職へ就任。
体のメンテナンスを常に心掛けています。継続することで体調やメンタル面において、より良くなってきています。
また、先月子どもの高校受験がありましたが、我が家は常日頃からさまざまなことに対する態勢を作っているので、特に慌てることもなく受験に臨むことができました。
全てにおいて準備の大切さを再確認しているところです。