―医薬品に使う有効成分である「原薬」をはじめ、半導体製造に使うエレクトロニクス関連材料など、有機化合物の受託研究や製造を手掛けておられます。

有機合成化学の技術を用いて、初期の研究から大量生産まで切れ目無く対応できるのが特徴です。

新物質の探索から、市販が承認された医薬品原薬の製造まで一貫して手掛ける企業は国内で数えるほどしかありません。

お客様にとっては便利で、社員にとっては幅広く挑戦できる体制が整っているのが強みです。

 

―「科学(サイエンス)を楽しむ企業」を目指しておられますね。

受託研究開発型の企業であることは、創造性の低さを意味しません。

むしろ発明は多く、近年ではアカデミアと組んで低分子やオリゴ核酸などの新規化合物に関する特許を取得するなど、「アカデミア創薬」に力を入れています。

将来的には新たな化合物を作る時に製造の役割を担うものづくり企業としての原点はそのままに、夢や希望にあふれたサイエンスの経験を社員が積むことができる環境を作っていきたい考えです。

―6月には26億円を投じて新棟建設を着工するなど、出雲工場の規模拡大を進めています。

出雲工場は全従業員の4割に当たる約140人が在籍し、売上高86億2800万円のおよそ半分を生み出す、当社の主力工場です。

25年7月完成予定の新棟では、半導体製造が国際的に進む中でニーズが高まるエレクトロニクス関連材料の製造を強化します。

まじめできっちりと仕事をしながら改善点を提案してくれる島根の人材は、当社の社風にマッチしています。

 いい土地があれば、県内の新たな場所に工場進出したいと考えています。
 

 

―25年4月入社から、理系中心で採用していた部署について新卒採用の門戸を文系にも開きます。

社内での手厚い学びの機会を提供し、科学が好きであれば挑戦してもらえるようにします。

人手不足の解消のみならず、多様な人材を迎えることで新たな発見が生まれるのではないかと期待しています。

 

2025年4月からは、理系中心で採用の無かった部署について文系学生の皆さまにも入社していただきたいと考えています。

私たちは技術と科学を1丁目1番地に据えている会社ですが、文理問わず学べる環境は整っています。

科学が大好きで挑戦心を発揮したい皆さまのご応募をお待ちしています。

夢と希望にあふれたサイエンスをぜひ一緒に楽しみましょう。

 

 

真岡宅哉=兵庫県姫路市出身(55歳)2023年より現職。

元々、父親が自営でペンキ屋の仕事をしていたので跡を継ごうとも考えていましたが、ハローワークで偶然当社の募集に出会い、入社を決めました。

最近、オフの時間は健康のためにジムに通っています。

その成果かヘルスウォッチで体内年齢を計測したところ22歳という驚きの数字が出てモチベーションが高まっています。

体内年齢20歳を目指して、これからも楽しく健康づくりを続けていこうと思います。

神戸天然物化学(株)