有罪の被告に宣告する刑を決める量刑。有権者が加わった裁判員裁判では、裁判官だけの裁判より量刑の幅が軽重双方へ広がったと言われ、その傾向は15年を迎えても変わらないとみられる。評議では、被告の犯罪行為にふさわしい刑事責任の分量を明らかにする「行為責任の原則」が説かれているが、量刑は果たしてどのように決まっているのだろうか。(共同通信編集委員 竹田昌弘)
「行為責任の原則」で評議
動機や計画性 犯情に着目
最高裁が殺人罪(既遂)の裁判官裁判(2008年4月~12年3月...
有罪の被告に宣告する刑を決める量刑。有権者が加わった裁判員裁判では、裁判官だけの裁判より量刑の幅が軽重双方へ広がったと言われ、その傾向は15年を迎えても変わらないとみられる。評議では、被告の犯罪行為にふさわしい刑事責任の分量を明らかにする「行為責任の原則」が説かれているが、量刑は果たしてどのように決まっているのだろうか。(共同通信編集委員 竹田昌弘)
「行為責任の原則」で評議
動機や計画性 犯情に着目
最高裁が殺人罪(既遂)の裁判官裁判(2008年4月~12年3月...