―昨年7月に設立されました。
勤務していた松江市内の同業他社から、クライアントを含め全ての業務を承継する形で立ち上げました。
広告全般の企画・制作をはじめ、ポスター、商品パッケージ、ロゴマーク、ウエブのホームページなどを手掛けています。
最近は、企業の価値を高めるブランディングの相談が増えています。お客さまと一緒になってどのようなデザインが最適か考えながら提案しています。
社名のSAIDOは、英語のside(サイド)の「脇で寄り添う。味方する」、デザインの色調に欠かせない「彩度」などの意味があります。
―地域に貢献するデザインを目指しておられます。
今まで地元で育てていただいており、作品で恩返しをしたいとの思いです。
都会でも山陰地方の仕事はできますが、やはり対面でやり取りし、お客さまの気持ちを酌みながら制作することで、納得していただける作品に仕上げることができます。
空気感、優しい色合いの景色などは地元で生活していなければ表現できません。
―デザイナーという仕事の魅力はなんですか。
デザインには人の心を動かす力があります。
自分自身の思いを形にした作品が人の目に触れるのですからモチベーションが高まります。
若い時は、結果を気にせず、自身の表現にこだわりがちですが、少しずつお客さまの考えを反映するようになり、多くの人に感動を与えることが喜びになります。
アイデアは、テーマの本質を見つけ出し、それに発想を加えることで生まれます。
深夜とか早朝の気持ちが集中できるときにひらめくことが多いです。生みの苦しみというか、悩んだ末に完成したときは達成感があります。
―今後の展望は。
可能な限り丁寧な仕事をし、人の心に響く「美しくてグッとさせる」デザインで皆さまに感動を与えることができればと考えています。
また、結果にもこだわりながら社業伸展に努めていきます。
なんでも好きなことをみつけて、夢中になって楽しんでください。
「これだけは周りの誰よりも知っているとか、誰にも負けない」といったことがあると良いですね。
趣味や遊びが仕事に活きてくる場面も多いですよ!どんな仕事でも、自分から楽しいものにすることができます!
品川良樹=島根県大田市出身(39歳)2023年に現職に就任。
ファッションが好きで、毎シーズン、コレクションは欠かさずチェックしています。
TPOを意識して、仕事中は控えめな装いにして、気に入った小物など取り入れて気分を上げています。
そのぶん休日は、思いっきり楽しんでいます(笑)












