全国の小中学生を留学生として受け入れる大田市山村留学センター「三瓶こだま学園」(大田市山口町)で7日、「入園のつどい」があった。前年度から続いて在籍する5人に、新たに北海道や神奈川県から8人の仲間が加わり、親元を離れた新生活をスタートさせた。
子どもたちはセンターで共同生活を送り、自然の中での体験や地元農家へのホームステイといった活動に取り組む。平日は地元の北三瓶小、中学校で学ぶ。21期生になる2024年度は7道府県から小学5、6年、中学1、3年の計13人が集まった。
入園のつどいでは、前年度からの継続生を含む入園生13人が保護者や地元関係者60人を前に自己紹介。コミュニケーション力の上達や園内外の行事に積極的に取り組むなどの抱負を発表した。
兄が山村留学していた大阪府守口市出身の中学1年生、久原琉之介さん(12)は「多くのことを経験し、優しく大きく成長したい」と意気込んだ。(勝部浩文)