買い物客(左)に啓発グッズの入った袋を手渡す園児=浜田市港町、ゆめタウン浜田
買い物客(左)に啓発グッズの入った袋を手渡す園児=浜田市港町、ゆめタウン浜田

 春の全国交通安全運動(6~15日)に合わせ、浜田市港町、みなと子ども園の園児が9日、「一日おまわりさん」に任命された。ゆめタウン浜田で買い物客に啓発グッズを配り、安全運転を呼びかけた。

 園児25人は浜田署から任命され、子ども用の警察官や白バイ隊員の制服を身に着けた。交通ルールを記したチラシや反射材入りのストラップなどが入った袋200セットを用意。店の出入り口で買い物客を見ると一斉に近づき、元気よく「交通安全を守ってください」と袋を手渡した。

 道路沿いでは「スマホをみないで」などと書かれたプレートを通過する車に向けて掲げ注意喚起した。

 中嶋こまりちゃん(5)は「車が止まっているのをきちんと見て横断歩道を渡りたい」と話した。

 浜田署管内では1月~4月8日の時点で人身事故が9件(前年同期比3件減)発生した。昨年11月は三隅町内で大型トラックのタイヤが外れて歩行者に直撃する事故があり、浜田署の安田清則交通課長は「普段の運転に加え、日頃のタイヤ点検も徹底してほしい」と話した。

(宮廻裕樹)