【邑南】島根県邑南町上亀谷、瑞穂ハンザケ自然館で、住民が撮影した風景や動植物の作品を展示する「邑南の自然・景観」が開かれている。一瞬を切り取った写真69点が来館者を楽しませている。
動物や人々の暮らしといった五つのテーマに分かれ、町民14人が写真作品を寄せた。田園や入道雲といった日常風景をはじめ、実を食べるヒヨドリやカラスを観察する猫など鳥や動物の表情を捉えた。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に分類される希少なキキョウなど力作が並ぶ。
来館者は町の自然の豊かさを写した作品にじっくりと見入っていた。広島市から家族4人で訪れた津賀智紀ちゃん(6)は「邑南の自然がきれいだとよく分かった。トノサマガエルの写真の模様が面白かった」と笑顔を見せていた。
5月26日まで。入館料は高校生以上310円、小・中学生160円。休館日は月、火曜と祝日の翌日。
(吉野仁士)