ラン科の多年草・エビネの愛好者でつくる石見えびね会(沢江重夫会長、7人)の「えびね蘭(らん)展」が27、28の両日、益田市有明町の島根県芸術文化センター・グラントワで開かれる。紫や黄、淡い緑と花の色が変化に富み、独特の甘い香りを漂わせる120鉢を展示する。
エビネにはサルメンエビネ、黄エビネなど五つの原種があり、交配することで多くの品種が存在する。交配種は種を植えてからおおむね5~7年後に初めて開花するという。
26日は益田市や浜田市、津和野町の会員7人がさまざまな品種を交配した高さ20~70センチの鉢植えを持ち寄り、互いに咲き具合を確かめた。
沢江会長(80)=益田市東町=は「変化に富んだ花の魅力を多くの人に見てほしい」と来場を呼びかけた。
午前9時~午後5時(28日は午後4時まで)。入場無料。
(中山竜一)