日本の女性就業率は過去10年で大幅に上昇し、米国や多くの欧州諸国よりも高い水準に達している。しかし、管理職などリーダー的な立場にある女性の比率は依然として低い。ジェンダーの格差は解消されておらず、その平等の実現が大きな課題であることに変わりはない。

 切磋琢磨

 2020年にノーベル化学賞を受賞した米国生まれの女性ジェニファー・ダウドナ博士が今年3月に来日...