総務省が30日発表した住宅・土地統計調査(速報値)によると、全国の空き家数は2023年10月1日時点で900万戸だった。5年前の前回調査に比べ51万戸増え、過去最多を更新した。住宅総数に占める割合(空き家率)は0・2ポイント上昇し、過去最高の13・8%で約7戸に1戸に当たる。所有者特定の難しさなどから解体や利活用が進まないのが要因。管理が不十分だと倒壊や、景観・治安の悪化につながり、行政の対策が急がれる。

 島根県の空き家数は...