山陰中央新報社が島根、鳥取両県の企業を対象に実施した2025年春入社の採用動向アンケートで、24年計画より採用人数を「増やす」とした割合は、学歴別の中核となる大学・大学院卒が前年比4・2ポイント増の26・1%だった。県外企業を含む人材獲得競争の激化で、前年に計画した人数を達成できず、人手不足感が強まっていることなどが要因。新卒の採用難を受け、中途の枠を広げる方針の企業が6割を超えた。

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競合激化 厳しい採用活動 両県企業アンケート 賃上げ効果 実感薄く
即戦力の中途人材拡大 スカウトや元社員復帰
山陰両県主要企業2025年春の新卒採用計画

 アンケートは4月上旬から下旬にかけ、167社を対象にウェブで実施し、136社が回答した(回答率81・4%)。

 大学・大学院卒以外の学歴で新卒採用人数を24年計画より「増やす」とした割合は、...