端午の節句の5日を前に、島根県川本町川下の田んぼの脇に68匹のこいのぼりが揚げられた。里山の風を受け、優雅に泳ぐ姿が見る人を和ませている。
揚げたのは地元農家の城納清隆さん(68)。少子化や住環境の変化などで見かけることが少なくなったこいのぼりを楽しんでもらおうと、2年前から実施している。
自宅前の田んぼの脇に40メートル間隔で鉄柱3本を立ててワイヤを通し、購入したり譲ってもらったりした体長6メートルから50センチまでのこいのぼりや吹き流しを揚げている。
12日ごろまで続ける予定。自由に見物できる。城納さんは「見た人が心の安らぎを感じてもらえたらうれしい」と話した。
(佐伯学)