川に掲げられたこいのぼりを楽しむイベント参加者=松江市八雲町日吉
川に掲げられたこいのぼりを楽しむイベント参加者=松江市八雲町日吉

 【松江】こいのぼりイベント「八雲ゆう游(ゆう)こいのぼり」が21日、松江市八雲町の日吉親水公園であり、親子連れなどが大きなこいのぼりを見て楽しんだ。6月8日まで。

 町にゆかりのある住民らでつくる町おこし団体「八雲ゆう人会」(15人)が2015年、一時途絶えた意宇川のこいのぼり掲揚イベントを復活。新型コロナウイルス禍で2020年は中止したが、以降は毎年開き、10周年を迎えた。

 川の両岸に長さ70メートルのワイヤを3本渡し、市内外から寄贈されたこいのぼり130匹を掲揚した。

 イベント会場の日吉親水公園には、松江市内の飲食店8店が並び、地域住民らがコーヒーやカレー、焼きそばを楽しみながらゆらゆらとなびくこいのぼりに見入った。

 八雲ゆう人会の石原泰仁会長(38)は「いろいろな人のおかげで続けてこられた。前の会は20年間くらい続いたので、同じくらい続けていきたい」と話した。(井上雅子)