5年ぶりの開催となる春の骨董市に向けて打ち合わせをする世話人会のメンバー=出雲市大社町内
5年ぶりの開催となる春の骨董市に向けて打ち合わせをする世話人会のメンバー=出雲市大社町内

 約50店が構える「春の骨董(こっとう)市」が14、15の両日午前8時から午後4時ごろまで、出雲市大社町杵築東の出雲大社勢溜(せいだまり)で開かれる。24年前に氏子の女性が出雲大社の「大祭例」への奉祝として始めた恒例行事だが、新型コロナウイルスにより5年ぶりとなる開催。新たな実行メンバーが加わり、今後も長く楽しめる市として再出発する。

 地元のほか山陽や関西、九州地方の古道具店、キッチンカーなどが並ぶ。掘り出し物を求めて多くの人が訪れる人気の市は、2000年に出川弓子さん(74)が出雲大社の了解を得て始めた。以来、ほぼ1人で切り盛りし、後継者を探す中で50代の有志3人が手を挙げた。

 地元在住の多々納光教さん(58)ら3人で、出川さんを交えた「骨董市世話人会」として活動する。メンバーは「旅行雑誌に載るような、皆から愛される骨董市にしたい」と口をそろえる。

 当日の会場運営などを手伝うサポーターも募集している。問い合わせは多々納さん、電話090(6416)7385。