衆院選挙制度改革から30年が過ぎた。自民党派閥パーティー裏金事件に象徴されるように、政治の劣化が指摘される中、制度論に詳しい大山礼子駒沢大前教授が、衆参両院と地方の選挙制度の見直しを通じて、未来へと向かう方法を語った。

 政治の劣化が著しい。国会の審議にしても政治資金の在り方にしても、何も変わらないままだ。国会議員に改革しようという気持ちがないからで、突き詰めていくと...