赤色の赤十字カラーにライトアップされた松江城天守=松江市殿町
赤色の赤十字カラーにライトアップされた松江城天守=松江市殿町

 【松江】8日の世界赤十字デーに合わせ、松江市殿町の国宝・松江城天守などで7日夜、赤十字を象徴する赤色の夜間照明が始まった。9日まで。

 日本赤十字社が苦しみに寄り添う赤十字の精神を広く伝えようと24府県、64カ所の施設を赤く照らす。

 島根県内では松江城天守と山陰中央テレビジョン放送本社鉄塔(松江市向島町)、山陰合同銀行本店ビル(同市魚町)の3カ所で実施し、午後10時までライトアップする。松江城天守は夜空に赤く照らされ、温かい雰囲気に包まれた。

 企画した日本赤十字社島根県支部の藤原亮介さん(29)は「ライトアップを通じて赤十字に興味をもってもらいたい」と話した。

 世界赤十字デーは1948年、赤十字創始者でスイス出身のアンリー・デュナン(1828~1910年)の誕生日に合わせて制定された。

(林李奈)