入院患者を前に演奏する医師や看護師=松江市乃白町、市立病院
入院患者を前に演奏する医師や看護師=松江市乃白町、市立病院

 【松江】12日の「看護の日」を前に、松江市立病院(松江市乃白町)で10日、医師や看護師らによる手作りコンサートがあり、入院患者ら約50人が美しい音色に癒やされた。

 新人看護師18人によるトーンチャイム演奏で始まり、楽器経験のある医師・看護師ら7人が、フルートやバイオリンなどで「愛の花」「星影のエール」を披露した。最後は全員で「朧月夜」を合唱し、会場全体が一体となった。

 チェロを演奏した循環器内科の太田哲郎医師(62)は「久しぶりに楽器を触った人もいたが、こうして集まって音楽をすることは素晴らしい」とうれしそうに話し、藤井和美看護副局長(56)は「患者が口ずさんで歌う姿や、笑顔が見られて良い時間を過ごせた」と振り返った。

 コンサートは入院患者に心なごむ時間を過ごしてもらおうと、同病院が企画した。

(松本ひろ)