今季の戦いを振り返る(左から)ニック・ケイ、ポール・ヘナレ監督、安藤誓哉、白濱僚祐=松江市総合体育館
今季の戦いを振り返る(左から)ニック・ケイ、ポール・ヘナレ監督、安藤誓哉、白濱僚祐=松江市総合体育館

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックのシーズン終了報告会見が11日、松江市内であった。ポール・ヘナレ監督は3季連続のチャンピオンシップ(CS)進出を逃した今季を「厳しいシーズンになった」と振り返り、課題となった守備を立て直して来季に臨む考えを示した。

 松江市総合体育館であった会見にはヘナレ監督のほか、中心メンバーとしてチームを引っ張った主将の安藤誓哉、ニック・ケイ、白濱僚祐が出席した。

 今季は、ウィリアムス・ニカら故障者が相次いだこものの、安藤は「シーズン中にけがを言い訳にしたことは一度もない」と話し、ケイは「けがをしたからと言って負けるのは許されない。コートに立つ以上、勝つつもりで戦ってきた」と述べた。

 100回攻められた際の平均失点を示す「ディフェンスレーティング」が、B1で9番目に多い110・6点で、昨季(105・3点)より悪化。下位チームに取りこぼした試合も多く、32勝28敗で西地区順位は昨季の2位から4位に下がった。ヘナレ監督は守備について「具体的な改善策はまだない。来季入ってくるメンバーと一緒に見直していく」と強調した。

(清山遼太)