週末にバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックの試合がないと、ポカーンと穴が開いたようで寂しいと思っているファンは多いのではないか。チャンピオンシップ(CS)を楽しみにしていただけに、早すぎる今シーズンの終了に皆が戸惑っている。今シーズンのスサマジは実際、どうだったのか。振り返った。

 「スサマジはどうなの?」。今シーズン、よくそんな質問を受けた。「B1トップレベルの力があるのは間違いない。波に乗れるかどうかだ」と、答えていた。

 シーズンの試合を見てきて、千葉、東京、宇都宮と、優勝候補のチームと1勝1敗の互角の戦いをした。東京、宇都宮戦は相手ホームでの戦いで、大歓声を黙らせた。後半戦でもホームでの琉球戦は1勝1敗。勝った試合は、スサマジらしい見事な戦いだった。シーズン後半に失速し、CS出場を逃したが、高いレベルでの競り合いの結果で、「たられば」の戦術論ではないと思う。

出だしからけが人相次ぐ


 では何がいけなかった...