松江市島根町で養殖イワガキの水揚げが最盛期を迎えている。漁師らがロープに付いたイワガキを水揚げし、金づちとなたを使って付着物を外す作業に追われている。
島根町では波の穏やかな入り江などを生かし、1998年に養殖が始まった。現在は計3社・個人が手がけ、松江市場や市内の飲食店に出荷している。昨季は町内で約6100個を出荷し、今季は約1万4千個を見込んでいる。
クリーミーで濃厚な味が特徴で、冬場のマガキより大きく、身は一口では食べきれないほど。養殖業・永幸丸(松江市島根町野井)の永見輝晃さん(36)は「出店するイベントで多くの人に味わってほしい」と話した。作業は7月下旬まで続く。
(小豆沢颯太)













