かつて日本人は山や海、樹木といったさまざまなものに神を感じ、具体的な神の姿を表現しなかった。しかし、6世紀に大陸から仏教とともに仏像が伝わると、日本人も神の姿を表現した像、すなわち神像を造り始める。松江市の成相寺には、平安時代後期に制作された神像が23体も残り、島根県の...