記念誌を手に取り出来栄えを確認する記念誌部会の錦織明部長(右)と赤木直行副部長=松江市雑賀町、雑賀公民館
記念誌を手に取り出来栄えを確認する記念誌部会の錦織明部長(右)と赤木直行副部長=松江市雑賀町、雑賀公民館

 【松江】昨年、開校150周年を迎えた松江市雑賀町の雑賀小学校が、記念誌「雑賀魂」を発刊した。温故知新をテーマに学校の歴史や在校生の将来の夢などをまとめた。

 記念誌では明治時代から撮影された校舎の様子や運動会、修学旅行など学校行事の写真で学校の歩みを振り返った。「故きを温める」で歴史を振り返り、総理大臣を務めた若槻礼次郎や日本の体育界の発展に尽力した岸清一など卒業生の功績を紹介した。

 「新しきを知る」では同校の現在と今後を扱い、在校生の将来の夢やミュージックシーンで活躍する「Omoinotake」の藤井怜央さんや、映画監督の三島鉄兵さんら卒業生のメッセージが盛り込まれた。

 記念誌部会の錦織明部長(75)は「歴史を振り返るだけでなく、現在と未来を取り入れることを意識した。写真を多用して見やすい」と話した。

 記念誌は80ページで、千部製作した。学校関係者や記念事業への寄付者などに配布された。(小豆沢颯太)