伊東明洋学芸員(右)の説明を受けながらオオサンショウウオを観察する児童=島根県邑南町日和、湯舟谷川
伊東明洋学芸員(右)の説明を受けながらオオサンショウウオを観察する児童=島根県邑南町日和、湯舟谷川

 ふるさと教育の一環で、島根県邑南町矢上の矢上小学校3年生の児童20人が6日、日和の湯舟谷川で、生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオを観察し、生態や自然環境への理解を深めた。
 児童は、瑞穂ハンザケ自然館(上亀谷)の伊東明洋学芸員と湯舟谷川で野生のオオサンショウウオを探した。川の中に姿を見つけると「わあーっ」「すごい、めっちゃ大きい」と歓声を上げた。
 伊東さんらが2匹を捕まえて調査した。町内で見つかったオオサンショウウオにはICチップを埋め込んで記録していると説明し、今回の2匹は「初めて見つかった個体だ」と解説した。うち1匹は体長90センチ、体重6キロもあり、児童は驚いた様子で触ってみていた。
 児童たちは日和公民館(日和)で、伊東さんから「日本とアメリカと中国にしかいない」「人間が誕生するより前の約3千万年前からいて、生きた化石と呼ばれる」などを学び、熱心に聴き入った。
小泉惺也君(8)は「初めて見ることができて楽しかった。触るとぷにぷにしていた」と笑顔だった。
 (糸賀淳也)