鳥取県警は3日、副業名目で鳥取県西部在住の成人男性が現金330万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
県警捜査2課によると、男性のフェイスブックに4月29日、「2千万円当選しました」とメッセージがあり、記載のあった女のLINE(ライン)アカウントを登録した。女から「タスクを完了すると、賞金が当たる」などと連絡があり、作業の報酬を見ることができるサイトに登録した。
男性が女の指示通りに作業すると、サイト上の報酬が増えた。出金しようとしたところ、カスタマーサービスを名乗る別の女から「払い戻しが凍結された」などと言われた。男性は凍結解除のため同30日、30万円と300万円を指定された口座に振り込んだ。
同日、男性が別で行った振り込み操作について金融機関から、振込先の口座が凍結され、送金できなかったと連絡があり、不審に思って警察に相談した。