学校現場での情報通信技術(ICT)の活用方法を学ぶ研修会がこのほど、松江市玉湯町湯町、義務教育学校玉湯学園であった。松江市内の小中学校教員ら約50人がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する授業を見学した。
同校は昨年から、文部科学省のDX推進事業の指定校として、ICTを活用した教育に力を入れている。
この日は、1~9年生の全クラスでタブレット端末や電子黒板を使った授業が展開され、各校のICT教育推進リーダーが自由に見学した。
音楽の授業では生徒がリコーダーの指遣いを動画で確認しながら練習し、楽譜も端末上で見ながら演奏していた。また、クラウド上のホワイトボードに子どもたちの意見を集約し、全員の考えが一目で分かるように工夫している授業もあった。
古志原小学校の金山倫久教諭(43)は「一人一人の意見を共有でき、深い学びにつながると感じた。ICTの活用が苦手な先生たちでも使っていけるよう工夫したい」と話した。
(小引久実)













