浜田市金城町七条の青原地区にある休耕田で4日、ハナショウブが見頃を迎え、咲き誇る約100株の紫や白の花を住民が観賞し、楽しんでいた。
ハナショウブは2018年、地元有志5人でつくる「青原の景観と元気を守る会」が土地の所有者に許可を得て3アールの休耕田に植えた。会員が月1回の草刈りや施肥、水やりといった手入れをする。
今年も例年通り5月22日に咲き始め、15日ごろまで楽しめるという。住民らが続々と訪れ、高さ約1メートルで、紫や白、ピンク色の花を前に歓談し、花びらの模様を眺めて写真を撮影していた。
ハナショウブの咲く休耕田は浜田市消防本部東部消防署金城出張所前の交差点を西進し約600メートルの場所。守る会の中芝清張(きよはる)代表(67)は「周囲に田んぼがある中で、この土地は雑草が広がり景観をなんとかしたかった。今年もきれいに咲いて安心した」と話した。
(宮廻裕樹)