島後三大祭りの一つで島根県指定無形民俗文化財の「御霊会風流(ごれえふりゅう)」が5日、島根県隠岐の島町下西の玉若酢命神社で営まれた。神馬8頭が参道を駆け上がる「馬入れ神事」が、町内外から来た観衆を沸かせた。
祭りは隠岐諸島にある神霊を総社に集めて御霊会を催すのが由来。午前中に東郷、西郷、下西など各地区から馬が出発して神社を目指した。途中、新築や出産といった祝い事があった民家やひいきの事業所に立ち寄り、馬付きには酒やつまみ、馬にはスイカやニンジンが振る舞われた。
午後3時ごろに始まった境内への馬入れでは、6人の馬付きが大きな掛け声で神馬を全力で走らせて勢いよく随神門をくぐり、拝殿前にたどり着いた。
続いて神職や氏子による神幸祭行列があり、8頭の馬たちが...