通行人に注意を呼びかけ広報物を配布する園児＝鳥取市東品治町、ＪＲ鳥取駅
鳥取市東町１丁目、久松保育園の園児３０人が４日、ＪＲ鳥取駅（鳥取市東品治町）と駅前の風紋広場で警察官の仕事を体験した。鳥取署員の指導の下、特殊詐欺の被害防止に向けて「気を付けてください」と大きな声で呼びかけた。
体験会では鳥取署の警察官４人が園児に警察の業務や装備品を説明した。特殊詐欺について「逮捕だけではなくて、人が犯罪に遭わないように呼びかけるのも警察官の仕事」と、犯罪を未然に防ぐことも重要な仕事と話した。
園児は自分の似顔絵を描いた自作の警察手帳を首から下げ、駅の利用者に特殊詐欺に注意を呼びかけるチラシの付いたジップバッグを配った。体験会ではほかにパトカーの乗車体験などもあった。尾崎俊介ちゃん（５）は「警察の人がかっこよかった。楽しかった」と満足した様子だった。
風紋広場を指定管理するエムアンドエムドットコー（鳥取市商栄町）が駅前を学びの場として活用してほしいと企画した。
（小林竜大）
