毛を刈って涼しげになったアルパカの「つきみ」=米子市岡成、大山トム・ソーヤ牧場
毛を刈って涼しげになったアルパカの「つきみ」=米子市岡成、大山トム・ソーヤ牧場

 南米原産でラクダ科の動物、アルパカの毛刈りが6日、米子市岡成、観光牧場「大山トム・ソーヤ牧場」であった。職員が動物用のバリカンやはさみで毛を短く刈り、暑さに弱いアルパカの夏に備えた。

 4頭いるアルパカのうち、この日は2歳雌で白色の「つきみ」と、つきみの父親で7歳雄、茶色の「あられ」の毛を刈った。

 2頭はアルパカ舎内で横にされ、職員5人が足を押さえながら1頭につき約1時間かけて作業した。「つきみ」は胴体部分を5ミリ程度までバリカンで刈って、顔、足の付け根、しっぽははさみで整えた。トイプードル風のかわいらしいスタイルに変身し、約2キロの毛を刈った。

 毛刈りを終えた「つきみ」はすっきりとした表情で場内を散歩した。刈った毛は出雲市や広島県福山市の羊毛作家に送り、牧場内でも販売する。

 マネジャーの山内悠太さん(24)は「夏らしくさっぱりとしたアルパカたちを見て触って楽しんでほしい」と話した。

(藤本みのり)