畜産まつりを見学し、優しく牛に触れる児童=安来市伯太町赤屋
畜産まつりを見学し、優しく牛に触れる児童=安来市伯太町赤屋

 和牛飼育が盛んな安来市伯太町赤屋地区の「畜産まつり」(畜産共進会)が7日、赤屋小学校前の駐車場であった。赤屋小の児童や認定こども園赤屋の園児が見学に訪れ、牛と触れ合った。

 赤屋地区は鳥取県との県境に位置し、JAしまね赤屋和牛部会の繁殖農家が12戸ある。子どもたちの見学は和牛部会の呼びかけで実施し、地元の農家の仕事を知る体験学習の機会になっている。

 赤屋小1~6年の16人は、共進会に出品された母牛になる繁殖素牛5頭(4~9カ月)を見学した。最初は「怖い」と尻込みしていたが次第に慣れ「モー」と鳴く牛を優しくなでて「めっちゃふわふわしてる」と歓声を上げた。

 2年の安野颯人(はやと)さん(7)は「ほっぺたがぼよぼよしていて気持ちよかった」と話した。

 足立年禧(としき)部会長(81)は「将来、牛を飼ってみたいと思ってほしい」と子どもたちの喜ぶ姿に目を細めた。

 (狩野樹理)