鳥取県岩美町羽尾にある山陰最大級の海食洞、龍神洞を巡る遊覧船ツアーが6日、始まった。2隻の遊覧船に20人の観光客が乗り、岩美町の大自然を楽しんだ。
龍神洞は岸壁が波によって浸食され、洞窟のような地形になった海食洞。有名なものにイタリアのカプリ島にある青の洞窟などがある。岩美町で遊覧船の運航などをする山陰松島遊覧が期間限定でコースを開設した。
コースは岩美町田後の田後港を出発し、浦富海水浴場前を通って、龍神洞で折り返す往復6・5キロ。所要時間は50分程度で、スタッフが地域の特色や名産を説明して乗客を楽しませる。
波や風の条件次第で内部には入れないこともあるが、運航初日は洋上が穏やかで、龍神洞内部を探検できた。ほの暗い洞穴内部に入ると、神秘的な空間が広がる。体験した鳥取市内の50代男性は「龍神洞の中を見ることができるとは思っていなかったが、きれいで面白かった」と満足した様子だった。
乗船の予約は山陰松島遊覧のホームページから。運航は8、9日と7月6~12日、8月24~30日。料金は中学生以上が2500円、4~12歳が1800円。当日の天候によって欠航する場合がある。問い合わせは山陰松島遊覧、電話0857(73)1212。
(小林竜大)












