「475パフェ」の出来栄えを確認する米子市観光課の大森満晴さん(左)=米子市上福原、カフェ・ジャルディーノ
「475パフェ」の出来栄えを確認する米子市観光課の大森満晴さん(左)=米子市上福原、カフェ・ジャルディーノ

 新型コロナウイルスの打撃を受ける飲食業界を盛り上げようと、米子市内でカフェや居酒屋を経営する7事業者が「475(よなご)パフェ」事業を始める。統一の名称と価格で、各店がオリジナルのパフェを16日から販売する。全日本空輸(ANA)グループから米子市に出向した大森満晴さん(58)が提案し、市の新名物として売り込む。

 発起人の大森さん=山梨県出身=は4月に市観光課の観光振興プロデューサーに就いた。前任地がANA金沢支店で、同じ石川県内の加賀市で人気の「加賀パフェ」を参考に企画。鳥取県産の果物や加工品などを使うルールを設けた。

 参加したカフェ・ジャルディーノ(米子市上福原)は、自家焙煎(ばいせん)のコーヒーで作ったゼリーを使い、苦味と酸味のバランスが取れた大人向けのパフェを販売する。信保真澄店長(29)は「コロナ前は県外客や外国人客も多かった。パフェをきっかけにお客がまた戻ってきてほしい」と期待した。

 昼と夜のメニューがあり、価格は昼980円、夜1500円。企画した大森さんは「飲み会後の締めの1杯にパフェを選んでもらう文化ができればうれしい」と話す。

 他の参加店舗はいずれも米子市内で、長田茶店(岩倉町、昼)▽舶来亭(安倍、昼)▽米子駅前四季庵(茶町、昼)▽ランドアンドイヤーズ(四日市町、昼夜)▽焼肉ジンジン(角盤町1丁目、夜)▽炉端かば米子角盤町店(角盤町2丁目、夜)。    (岩垣梨花)