斐伊川水系の神戸川で15日、アユのさお釣りが解禁され、釣り人たちが長いさおを手に出雲市などの川に繰り出した。期間は12月31日まで。
中流の出雲市所原町では早朝から釣り客の姿があり「友釣り」を楽しんだ。縄張りをつくるアユの習性を利用し、おとりのアユを侵入させて、攻撃してきたアユを針にかける釣法で、約9メートルのさおをしならせ、当たりを待った。
釣り歴30年で出雲市朝山町から訪れた岩崎関太郎さん(82)は、午前中に5匹を釣り上げ「この日を待っていた。釣果は今ひとつだったが、これからが楽しみ」と話した。
神戸川漁協(原拓也組合長、830人)によると、初日は天候に恵まれ、流域では平年よりやや多い約50人が釣りに訪れた。
(佐野卓矢)