ちょうど1年ほど前、昨年5月本コラムで「〝マス〟コミでなくなった新聞・テレビ」という標題で小論を寄稿した。その稿は、過去の「情報独占状況」がもたらしたマスコミ人士の「おごり」を批判する色彩が強い論旨だったが、今回はその続編として、反対に今日の「情報拡散」時代の危険性について議論したい。

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