日本将棋連盟は9月8日に創立100周年を迎える。この間、故木村義雄、故大山康晴、中原誠、羽生善治という時代をけん引したレジェンド(伝説の棋士)たちが出現。現在は藤井聡太が全八冠を制覇した。将棋ブームが巻き起こり、追っかけや将棋を見て楽しむ「観(み)る将」の激増など社会現象も起きている。
将棋の起源は、紀元前2千年ごろの古代インドのゲーム「チャトランガ」とされる。徳川家康は、初代・大橋宗桂を将棋所(名人)に任じ、大橋家、伊藤家などによる家元制が始まった。
明治維新で家元制は崩壊。棋界にはさまざまな団体が乱立していたが、関東大震災を機に、1924年9月8日、東京の棋士3団体が統合し、日本将棋連盟の前身の東京将棋連盟を結成。27年には関西の棋士も合流し、名称が日本将棋連盟になった。...