学生生活の全てを懸けて追ってきた夢が大学最後の試合で実現した。1996年、全日本新体操選手権の団体決勝。名門・日本女子体育大団体メンバーだった千羽真理子(49)=開星高教諭=は、一つのミスもなく大会を終えると、無心で仲間と抱き合った。「心が動くとはこういうことか」。それ...