第三章 変幻・隻眼の将
涼しい風が、杉の梢(こずえ)を鳴らした。目を向けると、境内を無数のあかねとんぼが飛んでいる。
僧呂が先に口を開いた。
「こうして人の生き死にに...
第三章 変幻・隻眼の将
涼しい風が、杉の梢(こずえ)を鳴らした。目を向けると、境内を無数のあかねとんぼが飛んでいる。
僧呂が先に口を開いた。
「こうして人の生き死にに...
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