出雲市湖陵町二部の山陰道(湖陵・多伎道路)建設現場を17日、湖陵幼稚園の園児が見学した。園児は橋にクレヨンで絵を描き、思い出をつくった。
山陰道や建設業界への関心を持ってもらおうと、国土交通省松江国道事務所が招き、工事を請け負うフジタ道路(東京都)が協力した。
年中と年長の園児8人が二部高架橋(仮称、全長150メートル)を訪れ、アスファルトに舗装する前の橋面に8色のクレヨンを使い絵を描いた。園児には2メートル四方に区切られた面が1人ずつ準備され、工事用の車や電車、トンネルなどを思い思いに描いた。
このほか、ショベルカーの体験乗車もあり、楽しんだ。今岡征真(せいま)ちゃん(5)は「たくさん描けた。道路ができるのが楽しみ」と笑顔だった。
山陰道出雲・湖陵道路と湖陵・多伎道路は全長8・9キロで、2025年度中の完成を目指し工事が進められている。(黒沢悠太)