園児に紙芝居の読み聞かせをするPoriさん(右)=松江市宍道町宍道、しんじ幼保園
園児に紙芝居の読み聞かせをするPoriさん(右)=松江市宍道町宍道、しんじ幼保園

 【松江】松江市宍道町宍道、しんじ幼保園で19日、同市在住のイラストレーターPori(ポリ)さん(37)の自作した紙芝居「まてまてぼうし」の読み聞かせがあった。園児119人がPoriさんの絵や読み聞かせを楽しんだ。

 紙芝居はPoriさんが2023年、宍道町であった芸術祭で制作した絵本に続いて作り、初めて子どもたちに読み聞かせをした。

 Poriさんは読み聞かせの前に絵本と連携して宍道町の町並みに描いたウォールアートを紹介した。読み聞かせでは女の子が帽子を追いかけながら動物と触れ合う物語を抑揚を付けて、園児たちと対話しながら読み上げた。

 年長クラスを対象にしたお絵かき教室もあり、猫をすらすらと描き上げるPoriさんに園児たちは「魔法みたい」と感心。園児は鉛筆を手にして同じように猫を描いていた。

 年長の出川瑶子ちゃん(5)は「猫の絵がかわいかった。宍道の壁の絵も見に行きたい」と笑顔を見せていた。(林李奈)